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科学の技法

現役整形外科医が語る科学のトリビアです!

光の正体は波である

光とは太陽や懐中電灯などの光源から出ている何者かであって、人間の網膜で捕らえることができるということは経験的に誰もが知っていると思うが、光の正体とは一体何なのであろうか。光の正体が粒子なのか波なのかという問題については、多くの専門書や一般人向けの本(例えば、「量子力学の解釈問題」)などに詳しく論じられているので今は述べないが、光が波としての性質を兼ね備えていることの理論的な証明は、マックスウェルの業績による部分が大きいであろう。波とは何かというと、振動数(周波数)と振幅をもっており、一定の伝達速度を持っている。昔の人々の実験で、光の伝達速度がだいたい秒速30万キロメートルあることが確認されているが、これは光は瞬間的に伝わっているという我々の日常生活の直観には反しているとも言えよう。例えば、オリオン座のベテルギウスと地球の距離は約642光年であり、いま我々が夜空で眺めているペテルギウスの姿は室町時代の姿ということになる。

トランプ新大統領就任

マスコミの報道などでは、トランプ新大統領が就任し米国内だけではく世界中が大混乱のようである。全米各地で抗議デモがおこり、首都ワシントンでは一部が暴徒化しているという。この大混乱の根本的な原因は何であろうか。新聞やマスコミなどには様々な分析がある。人種差別発言、女性差別発言などが問題視されているが、本当にそれだけの原因でこんな大混乱が起こるのか。私はもっと根底の部分に原因があると思っている。私はこの大混乱の原因は、トランプ大統領になって、勝者の敗者の入れ替えが起こるかもしれない、その不安感に対するマスコミを始めとする既得権益を持つ階層の反乱ではないかと考えている。勝者と敗者の入れ替えというのは、ここ最近の日本国内でもよくある話である。例えば、Youtubeやネットテレビなどに広告収入を奪われて、以前のように制作費にお金をかけることができない既存のテレビ局などは、その一例であろう。全く違う話では、堀江貴文氏などは人工知能をもっと積極的に医療に導入すべきだと提案されている。確かに夜間の救急外来で不機嫌な当直医にいやいや診察されるくらいなら人工知能の医師に診察してもらうほうがよいという考え方は最もである。今のところは大丈夫であるものの、将来的に人工知能の医師が出現して生身の医師が失業するような事態が発生すれば、これも勝者と敗者の入れ替えであろう。しかし、この点に関しては、私は楽観的に考えている。理由は後日述べたいと思う。急激な変化には激しい抵抗がつきものである。トランプ氏の今後の動向を注意深く見守りたい。

まえがき

このブログを書くにあたっては、理系・文系に関係なく中高生が科学をもっと身近に感じられるように、科学に興味をもってもらえるような内容にしたいなと思ってます。
私は科学的知識というものは人類共有の財産だと思っていて、スーパーで働くパートのおばちゃんが、アインシュタイン相対性理論の勉強してもいいと思ってるんです。冗談ではなく、本当にそういうスーパーで働くパートのおばちゃんがいてもいいんですよ。学問の自由というのは、私は究極的にはそういうことだと思ってます。
書く内容はほとんどが独学で勉強した内容なんで、基本的に広く浅くの内容になってくると思います。ただし、自分が特に興味ある分野だけは狭く深くの内容になってしまうことがあります。書くスピードは遅いので、ブログの更新頻度が低くなることはご了承下さい。

決定論

私は基本的に決定論を支持している。
すなわち40億年前にビッグバンが起こった瞬間に、宇宙のすべての出来事が物理法則に従って、最初に質量が誕生し、宇宙が膨張し、太陽系が誕生し、そして生命が誕生する。なぜならビッグバンは大きさを持たない1点からスタートしているからだ。すなわち僕がここでブログを書いているということもビッグバンの瞬間から決まっていたことになる。いやいや、それなら人間の努力とか無駄になってしまう、という反論も可能である。しかし、私は実は人間が努力するかどうかも、生まれた瞬間から、実際はビッグバンの瞬間から決定しているんだという考え方に賛成である。

ウェンケバッハ型房室ブロック

先週の職場の健康診断で心電図異常が見つかった。どうやらウェンケバッハ型房室ブロックらしい。循環器疾患は私の苦手分野の一つであるが、やはり自分の病気となるとネットやら医学書やらを調べてみたく来るのが、人間の性であろう。調べてみると、PQ間隔がだんだん長くなって、最終的にP波の後にQRSがなくなってしまう。その後、すぐに復活して、また同じ事を繰り返す。すぐに治療が必要というわけではないらしい。一説によると、思春期のスポーツマンに多いとことである。とはいうものの、心疾患は突然死もあり得る。たまたま、知っている先生のだんな様が循環器専門医であったため、週末にホルター心電図を取ってもらうことになった。人生何が起こるか分からない。油断は禁物である。