人生の後半

Latexで数学の問題作成、pythonによるコーディングなどなど

自宅は賃貸か持ち家か

沖有人氏の「独身こそ自宅マンションを買いなさい」という本によると、独身であっても年収400万以上あれば分譲マンションを購入する方が賃貸に住むよりもお得らしい。大学を卒業すると「婚活」よりも先に「家活」を始めるべきであるとも書いてあった。分譲マンションを買うメリットとしてはまず第一に生命保険の効果がある。その次のメリットはインフレ対策である。もう一つのメリットは離婚しても独身時代に購入した持ち家があれば、帰る場所があるので安心であるということだ。もちろん、結婚生活が順調であればさっさとそのマンションを売却すればいい。「恋人はあなたを見捨てても家はあなたを見捨てない」という表現が面白い。注意点は購入するときは割安物件に手を出してはいけないということだ。「貸してよし」「売ってよし」「住んでよし」の三方よしの物件を購入しなければ意味がない。30平方メートル以下のマンション購入は問題外であり、できれば50平方メートル以上がよい。私はこの本を読む前に職場近くにセカンドハウスを購入したのであるがその選択も間違いではなかった。なぜなら、通勤時間が30分長くなると40年でトータル約2年の損失になって、これは懲役2年喰らったようなものだ、とこの本に書いてあったからだ。字が大きいので一瞬で読めるのもありがたい。

恋ほど素敵な・・・

昔流行った僕が好きな歌の一つに岩崎宏美さんの妹の岩崎良美さんの「恋ほど( )ショーはない」という歌があります。
( )の中にどんな言葉が入るか御存知でしょうか。昭和40年代生まれの方ならすぐに分かると思いますが。
まず( )の中に入る言葉は形容詞か形容動詞が自然ですね。動詞の連体形である可能性はゼロではないですが、( )の中に名詞が入ると日本語として不自然になります。正解は( )の中には「素敵な」という形容動詞が入ります。「医者ほど( )職業はない」の(   )の中に好きな日本語を入れてみて下さい。
さすがに「素敵な」という文字はしっくりきませんね。「楽な」「しんどい」「儲かる」「楽しい」「苦しい」など人によっていろんあイメージがあるでしょう。
しかし、私は「自由な」という言葉が最も自然に感じます。では、続きはまた次回に。

学習効果

学習方法には大きく分けて2つある。逆に2つしかないと言ってもよい。要はインプットするかアウトプットするかだけだ。
本を読むという行為はインプットであり、本を書くという行為はアウトプットである。授業を受けるという行為はインプットであり、授業を行うという行為はアウトプットだ。外科医の場合、他人の手術を見学する行為はインプットであるが、執刀するという行為はアウトプットだ。
インプットもアウトプットも両方重要であるが、年齢を取るにつれてインプットの機会は減少し、アウトプットの機会は増加する傾向にある。
近年、アウトプットの学習効果はインプットの数十倍という研究結果がある。
「少年老い易く学成り難し」ということわざにあるように、インプットも大事であるが、アウトプットの学習効果には到底及ばない。
そういうことを身に染みて感じる年齢になった。

現実と非現実

気持ちの変化があったのでタイトル変更してみた。仕事と子供の教育に手一杯なのに趣味の読書や数学の勉強を止めることができない。体の限界かもしれない。年齢とともに自分の限界が下がっているような気がするのは悲しい。年を取ると一人でいることに対して免疫ができる。一人でいること自体にリラックス効果があるとも感じる。もちろん、妻や子供が元気で生きてくれていることが条件である。それでも一人の時間が全くなくなってしまうことはストレスである。若かりし頃、教室で一人で弁当を食べたりすると孤独感を感じ苦痛を感じたものであったたが年齢ともに一人でいることが楽になってきている。面白い現象である。

シンガポール(1日目)

夏期休暇を利用してシンガポールへ。8月15日終戦記念日の深夜に出発すると翌日の早朝に到着した。機材はB787-10で座席は3-3-3の配置であった。機内で飲んだシンガポール・スリングがかなり美味しかった。f:id:smyliea:20180908232319j:plainf:id:smyliea:20180908232335j:plain

ハードロックホテルに到着。至る場所にギターの絵がある。壁の景色絵画がギターをモチーフにしていることに気づく人はいるであろうか。スリッパがゴージャス。f:id:smyliea:20180908231654j:plainf:id:smyliea:20180908231703j:plain

383号室がキングサイズベッド(ベッド数1)、385号室がツインタイプ(ベッド数2)でコネクティングルームになっているのがありがたい。おそらく、この部屋に文句がある人はいないであろう。ホテルのボーイさんからチップを要求するされることもなく、アメリカに比べると気楽である。チップの習慣はなさそうな雰囲気である。しかし、ホテルのバーではチップが必要なこともあるようだ。ホテルから徒歩圏内にユニバーサル・スタジオがある。カジノからも10分程度のちょうどいい距離。
初日はキッザニア。日本に比べるとかなり空いている。しかし、ガラガラという訳ではなく、ちょうどいい感じで混雑してきた。

ここで、シンガポールについておさらい。正式国名はRepublic of Singapore(シンガポール共和国)。独裁体制に近いため、「明るい北朝鮮」と呼ばれることもある。
大きさは東京23区とほぼ同じの699平方キロ。
表記は英語、中国語、タミル語、マレー語。
マレー半島の南端に位置し、北側のジョホール海峡の先がマレーシア、南側のシンガポール海峡の向こうがインドネシア
日本占領時代は「昭南島」と呼ばれていた。

今日はここまで。

「創造的業務」と「作業的業務」

人材派遣業界ではこういう言葉があるらしい。ざっくりいうと、商品開発などは考えることが中心になるので「創造的業務」であり、エクセルなどにデータを入力する仕事は単純作業に近いので「作業的業務」である。「作業的業務」はルーティンワークとも言う。この分類法を医者の外来診察に当てはめてみた。外来診療=ルーティンワークという人もいるが実は違う。外来受診する患者さんには、いろんな患者さんがいて、紹介状を持ってくる患者さんは、だいたい他の開業医の先生方が診断(治療)に困って紹介してくることが多い。そして、そういう症例は自分にとっても診断(治療)が難しいことが多いので、そういう仕事は「創造的業務」に近い。しかし、状態に変化のない患者さんにいつも通りの薬を処方することは単純作業に近いので「作業的業務」といえる。この分類法を意識することで、仕事の効率アップややりがいアップにつなげていくことができる。理想は「創造的業務」と「作業的業務」をバランスよく配置することだと思う。家事・育児にこの分類法を当てはめてみると面白いので、次回はそういう記事を書いてみよう。